塗装ができない屋根材”パミール” 層間剝離という現象
ゼロアスベスト製法の中で、オートクレープという
″薄い繊維強化セメントのシートを4から5層重ねて、高圧蒸気で密着させる″
という製法がありますが厚さ5㎜から6㎜でのオートクレープは薄すぎたようで、
経年で端部が写真のように元の層ごとに分離してしまう″層間剝離″という現象が
一部の屋根材で起きています。
″薄い繊維強化セメントのシートを4から5層重ねて、高圧蒸気で密着させる″
という製法がありますが厚さ5㎜から6㎜でのオートクレープは薄すぎたようで、
経年で端部が写真のように元の層ごとに分離してしまう″層間剝離″という現象が
一部の屋根材で起きています。
この層間剝離が進行すると、まるでミルフィーユのようにそれぞれの層がバラバラにはがれてしまいます。
上の層がはがれ始め雨水が入り、さらに剥離していない層に雨水が入り次々に剥離を繰り返していきます。
通常カラーベストなどの屋根材は約10年に一度はメンテナンスが必要で、撥水性を保つため塗装工事を行い、新たな塗膜で保護します。
しかしパミールは塗装を行っても塗膜ではなく屋根材自体が剥離していきますので、塗装をしてもメンテナンスにはならないのです。
正しいメンテナンスは「屋根の葺き替え」か「カバー工法」になります。
屋根のメンテナンスは屋根材の状態や屋根材によっても大きく変わってきます。
パミールは2008年に販売が終了しましたが、ご自宅の屋根材がパミールかどうか心配な方は
あんじょう屋根守りレスキュー隊まで!!